3月

 子どもたちの日常の何気ない表情やことば、動きや友だちとの関わりからも、この1年の出来事がいろいろ浮かんでくる3月です。子どもたちは、友だちや家族、保育者や地域の方々等たくさんの人々の想いに包まれながら、神さまに守られて成長してきました。1年の成長を保護者の皆さまと共に喜び合っていきたいと思います。保護者の皆さまのご協力とご理解を、心から感謝致します。


2月

「ただいま!寒かったぁ!」と笑顔でお散歩から帰ってくる子どもたちにとっては、寒さも楽しい体験になるようです。幼児クラスでは、「お店屋さんごっこ」の準備に余念がありません。自分たちの「思い」「アイデア」を実現する為に日々みんなで知恵を出し合いながら制作に励んでいます。保育は「子どもに何かをさせたり教え込むものではなく子どもと大人の相互作用による共同作業である」ということを、そしてその真ん中に成長させてくださる神様が豊かに愛を注いでくださっているということを改めて感じています。


1月

 子どもたちのごっこ遊びや様々なやり取りを見ていると、自分がしてもらって嬉しかったことを友だちにもしてあげているようだと感じます。それは、周りの人から受けた温かい行為の数々があるからこそです。生きる力の基礎が育まれる「今 この時」を大切に、私たち大人にできることを丁寧に行っていきたいと思います。そしてみんな(子ども、保護者、保育者)が共に成長していけるよう、これからも神さまと繋がって過ごしていきましょう。インマヌエル(神さまは私たちと共におられます)!本年もどうぞよろしくお願い致します。


12月

 クリスマスの本当の意味を伝えながら、アドベントのこの時、今、自分たちにできることは何かを、みんなで考えています。5歳児の降誕劇や4歳児の聖句暗唱は「神様に捧げる」「みんなに伝える」という大切な役目があることを、チャプレン(担当牧師)から聞いたとたん、背筋がピンとなった子どもたちでした。3年ぶりの卒園児クリスマスにも、たくさんの申込みがあり一緒にお祝いできる喜びを感じています。神さまに愛されているという喜びを、周りの人たちと分かち合い心からお祝いしたいと思います。


11月

  戸外に出かけて(都会の限られた空間ですが)自然を楽しんだ子ども達は満足そうな表情です。

収穫感謝祭では、与えられた恵みを感謝し、お互い分かち合うことを通して私たちは神さまの愛を伝えるひとりであることにも気づかされます。また、世界中でSDGsが叫ばれていますが、私たちは「神さまが造られたこの世界」を大切にして、自分たちだけの快適さを求めることのない、武力で支配する事のない日常を送らなければならないと、近年の温暖化や自然災害、世界の紛争を通して改めて感じた事です。

 みんなが「神さまありがとう」の気持ち、そして「分かち合う」気持ちを続けていけますようにと願います。


0月

 あまりにも暑くてほとんど戸外活動が出来なかった9月でしたが、ようやく戸外でも楽しめる陽気となりました。

 そして、夏を越えて更に成長した子ども達の姿に逞しさを感じます。

 幼児クラスでは、運動会に向けて各々取り組んでいることを毎日の「クラスの様子」でお伝えしておりますが、思い通りにいかなかったり、悔しさやそこで生じる様々な葛藤を、子ども達は沢山経験しています。

 すぐには受け入れ難い状況を、どのように受け入れ乗り越えていくのか、私たち保育者は見守っています。

 また今月は、葉の色づき、可愛い虫の音、たくさんの実りなど、神さまから頂いた一つひとつの秋の恵みに目を向けながら、子ども達と分かち合っていきたいと思っています。


9月

 残暑も厳しい毎日ですが、夜空の月や聞こえる虫の音に、少しずつ秋を感じます。

この夏 子ども達は、夏ならではの遊びを思う存分楽しんでいました。毎日のお世話の賜物としての収穫物(スイカ、トマト、ゴーヤ、ぶどう、イチジク等)を、給食室の協力で美味しく頂いたことも嬉しかった事でしょう。

 今月は、3年ぶりに祖父母の皆さまと過ごす「お招き会」(4,5歳児クラス対象)を行います。交流を含めた会も徐々に再開していきます。

 そして、9月1日は、関東大震災(1923.9.1)を覚えて制定された「防災の日」。地震に加えて多発する水害等にも備えましょう。住んでいる地域のハザードマップの確認も大切です。また、関東大震災の罹災母子の救急活動が基である法人ベタニヤホームは、今年で創立100年を迎えます。創立の理念「隣人愛~人を大切に思う心」を引き継ぎ、「地域の中で子どもも大人も共に育ちあう保育園」をこれからも目指してまいります。


8月

 この夏、保育園では育児体験や職場体験として学生ボランティア受入れをしています。大きなお兄さんお姉さんを見ると歓喜のまなざしの子どもたち。短い時間ですが、生活を共にすることや見守ってもらうことで、お互いに良い刺激を受けているようです。私たちは、人と関わることで成長していくものなのだなぁと改めて感じます。

 また8月は、「平和」に思いを寄せる時期でもあります。「8月や6日9日15日」という、戦争を忘れないようにとの気持ちを込めて詠まれた俳句があります。平和を求める私たちでありたいと思うと同時に、子どもたちにも思いを伝えていきたいと思います。

 ♬キリストの平和が私たちの心のすみずみにまで 行き渡りますように(子ども讃美歌より)♬


7月

 今、目を引くのは、にじ棟玄関脇の「ぶどう」の木と園庭の「いちじく」。今年もしっかり実っています。通りすがりの人も立ち止まり、鑑賞のひと時となる程です。食べごろはいつになるのか今から楽しみです。

 花の日礼拝では「神さまの愛を届けましょう」と、みんなが持ち寄った花のアレンジメントを全クラスが協力して地域にお届けしました。地域の方々へと出向くのも3年ぶりの事。今回初めてお届けした方が70年前の卒業生だと分かってビックリする事もありました。地域との関わりも少しずつ増やしていきたいと思います。

 今月は夏ならではの遊びを含め、しっかりたっぷりと遊びを通して子ども達の成長を見守ってまいります。


6月

 紫陽花がきれいに咲いています。季節どおりに咲くこと、神さまの業だなあと思わされます。

幼児クラスでは、種や苗を植えました。水遣りやお世話をする事で、少しずつ生長していく様を みんなで見守っていきます。梅ジュース作りなども含めて「すごいね」「不思議だね」等、みんなで思いを共有し共感し合い、分かち合います。

 そして、湿度も高くなるこの時期ですが、その日の暑さ指数を参考に、時には暑さ指数計を持参して、安全に配慮しながら 戸外活動を楽しみます。とはいえ、急な真夏日があったり近年の 異常気象があって、保育園では例年より早めに水遊びができるよう、準備もしています。

 今月は、一人ひとりの心の動き、体調にも目を向けて過ごしていきたいと思います。


5月

 緑が美しい風薫る5月、園庭では藤の花や矢車草が咲き、いちごも色づき始めました。

1人ひとりの思いを受け止めながら「はじめの1歩」の時を過ごした4月。安心を得て、動き始めるために神さまは 心地よい素敵な季節を用意してくださいました。これから活動する子どもたちの姿を、毎月のクラスだより、毎日の連絡帳やクラス掲示等でお伝えしていきますね。私たちも楽しみながら見守っていきたいと思います。


4月

 ご入園、ご進級おめでとうございます

26名の新入園児を迎え 新年度が始まりました。

神さまの祝福の中で 子どもも大人も共に喜び育ち合う日々となりますように。

法人ベタニヤホームも100周年を迎えます。

法人の理念「キリストが示す隣人愛の実践」を改めて職員一人ひとりが心にとめて保育をしてまいります。